315回 秘みつのまめ園~毎日が筋肉痛~訃報、東野圭吾さんを偲ぶ。

こんにちは管理人のみつまめです。

東野圭吾さん、あまりにも早すぎる別れ~

「えっ、なぜ……」

そんな言葉しか出てこなかった。

先日の7月27日、作家・東野圭吾さんが7月23日未明、大腸がんのため68歳で亡くなられたことが公表された。あまりにも突然の訃報だった。68歳という年齢は、これからも数多くの名作を世に送り出してくれると信じていただけに、信じがたい気持ちでいっぱいだ。

東野圭吾さんといえば、日本を代表するミステリー作家だ。

1985年に『放課後』でデビューして以来、『秘密』『白夜行』『容疑者Xの献身』『新参者』『マスカレード』シリーズ、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、数え切れないほどの名作を世に送り出してきた。作品は映画やドラマとして映像化され、ミステリーという枠を超え、多くの人々の心を揺さぶり続けた。著作は100冊を大きく超え、国内累計発行部数は1億部を突破するなど、日本文学史に残る偉大な足跡を残された。

みつまめのお薦めの印象深い作品は、やはり「ガリレオ」シリーズと「容疑者Xの献身」だ。

福山雅治さん演じる湯川学の鮮やかな推理はもちろんだが、その奥にある人間の弱さや優しさ、そして切なさが見事に描かれていた。

中でも『容疑者Xの献身』は、単なる推理小説ではない。

最後に明かされる真実と、すべてを懸けた愛の形に胸を締めつけられ、読み終えたあともしばらく言葉を失ったことを今でも鮮明に覚えている。「ミステリーはここまで人の心を揺さぶることができるのか」と衝撃を受けた作品だった。

最近読んだ「夜明けの街で」も面白かった。

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。妻と子供を愛しているなら、それで十分じゃないか。ちょっとした出来心でつまみ食いをして、それが元で、せっかく築き上げた家族を壊してしまうなんて具の骨頂だ。

~もう一度いう。不倫する奴なんて馬鹿だ。

ところが僕は、その台詞を自分に対して発しなければならなくなった。ただし、その言葉の後に、こう続ける。

でもどうしようもない時もある・・・・

と、この小説の書き出しが印象的だった。

派遣社員との不倫に落ちた一人の男。だが、その女性には15年前、父親の愛人が殺害された事件という暗い過去があった。彼女自身もその事件の容疑者として疑われ、事件はいよいよ時効を迎えようとしていた――。

と一気に引き込まれる描写が続き、クライマックスを迎える。

東野作品の魅力は、「犯人探し」だけではない。

人間の心理、家族の絆、友情、愛情、そして社会の矛盾までを巧みに織り込み、読者に「もし自分だったらどうするだろう」と考えさせる。だからこそ、一冊読み終えると次の作品へと自然に手が伸びてしまう。そんな不思議な力を持つ作家だった。

今回の訃報に接し、改めて思う。

ファンの皆さんは、とてつもなく大きな存在を失ってしまった。

もちろん、新作を読むことはもう叶わない。しかし、東野圭吾さんが遺してくださった100冊を超える作品は、これからも世代を超えて読み継がれ、多くの人の心を動かし続けるだろう。

本棚に並ぶ一冊一冊は、これからも色あせることのない「宝物」だ。

東野圭吾さん。

数え切れない感動と、ページをめくる手が止まらない興奮を、本当にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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感想(0件)

8月5日にガリレオシリーズの最新刊「永遠の記憶」が刊行される予定だよ~遺作となる最後の作品が今から楽しみだ。

合掌。

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