こんにちは管理人のみつまめです。
今朝、新聞を開いて思わず目を疑った。
「米、グリーンランド管理」
えっ、本当にやったのか。
トランプ大統領は18日、デンマーク自治領グリーンランドの安全保障をめぐり、米国が恒久的に関与できる新たな枠組みについて、デンマーク、グリーンランド側と合意したと発表した。
トランプ大統領によれば、米国の敵対勢力がグリーンランドに基地を置いたり、軍事的なプレゼンスを築いたり、安全保障上重要な投資をしたりすることを防ぐ内容だという。
さらに米国は、必要に応じて基地を設置し、軍事的なプレゼンスを拡大できる。
もちろん、ここは間違えてはいけない。
グリーンランドがアメリカ領になるわけではない。
デンマークとグリーンランド側は、主権と領土的一体性、そしてグリーンランド住民の自己決定権は維持されると明確にしている。
それでも、このニュースには驚いた。
なぜならトランプ大統領は以前から、
「アメリカの安全保障にグリーンランドは必要だ」
と繰り返してきたからだ。
当時は「またトランプが無茶なことを言っている」と受け止めた人も多かったのではないか。
ところが、ところが。
現実は水面下でこの構想が進められていたのだ。
結果だけを見れば、本当にグリーンランドの安全保障へ米国が恒久的に深く関与するところまで持ってきた。
さすが有言実行なのか。
では、トランプ大統領はいったい何を見ていたのだろう。
みつまめがまた勝手にその本心を想像してみると、狙っているのは「グリーンランドという島」そのものだけではないように思えてくる。
実はその先にあるのは「北極圏」だ。
地球儀を上からみると良く分かる。
北極圏は、米国、カナダ、ロシア、北欧を結ぶ巨大な安全保障上の最前線である。
そこには軍事だけではなく、北極海航路、レアアースなどの重要鉱物、将来の物流や資源開発という巨大な戦略価値があるはずだ。
そして、その北極圏で存在感を増そうとしているのがロシアと中国だ。
つまりトランプ大統領からすれば、
「ここを他国に先に押さえられてからでは遅い」
という発想なのではないか。
もちろん力で領土を奪う必要はない。
デンマークの主権は残す。
グリーンランドの自己決定権も残す。
しかし安全保障上の要所には米国が恒久的に関与し、敵対勢力には入らせない。
言ってみれば、
「土地はいらない。しかし鍵は押さえる」
そんな戦略にも見える。
しかも相手として念頭にあるのは、普通の外交上の競争相手だけではない。
核兵器を保有し核の脅威を見せびらかす軍事活動を続けるロシアだ。
そして世界各地で港湾や鉱物資源、インフラへの投資を拡大してきた中国。
だからトランプ氏は、「問題が起きてから対応する」のではなく、
問題が起きる前に入口を押さえてしまおうとしているのではないか。
これが本心だろう、実にトランプらしい。
今の米国の軍事力は世界一だ、情報力もある。
本気で今、アメリカと戦えば中国もロシアも北朝鮮も手も足も出ないだろう。
本当に注目すべきなのは「グリーンランド」だけではない。
そのさらに北の~北極圏~をめぐる米・中・露の次の争いが、もう始まっているのかもしれない。

★そして24日の米中首脳会談の前に、明後日22日、日米首脳会談が決まった。